
家庭菜園を始めてみたいけど時間があまり取れないので躊躇してしまっている方、結構多いみたいです。
確かにまだ始める前だと全体の作業の流れも分からず、失敗もしたくないし、とネガティブな気持ちが大きくなってきますよね。
そんな方は手入れが簡単に済む作物から初めてみてはどうでしょうか?
本文ではそんな手間いらずな生姜、ニンニク、三つ葉について紹介していきます。
定期的な追肥や間引きが必要ないこれらは初心者にとっても取り組み易く、入門用野菜には持って来いです。
家庭菜園自体に慣れる意味も含めて、初挑戦の作物に選んでみて下さい!
【生姜】春に植えたら水やりのみで夏と秋で2回収穫!
生姜はインドやマレーが原産の野菜です。
冷え症や食欲不振に特に有効な食品として広く知られていますよね。
原産地と同様に高温多湿な環境を好み、乾燥させない様に注意が必要です。
種や苗ではなく、種生姜と呼ばれる株を植えます。
プランターに植えたら藁を敷き、梅雨時以外は毎日たっぷり水をあげるだけで成長します。
時折成長に合わせて土を足し、大きく成長するためのスペースを作ってあげます。
4月頃に植え付けを行うと7月下旬の初夏には葉生姜、10月上旬の秋には根生姜と2度楽しむことができます。
直射日光を嫌うのでベランダの日陰部分や簾を掛けるなどして対策しましょう。
【ニンニク】秋に植えたら春まで水やりのみ!
スタミナと言ったらニンニクですよね。
スーパーでは安い中国産をたくさん見かけますが、粒の大きさや香りは国産のものと比べると落ちます。
そんなニンニクも自宅でほったらかしで作ることができます。
暑さに弱い為9~10月の暑さが一段落した頃に植え付けを行います。
球根を植付けして、2週間ほど発芽を待ちます。
その後は分球した芽があった場合に元気のある方を残して摘み取り、あとは3日に1度水やりを行うだけです。
春先になると花を咲かせるためにトウが立ちますが、球根の栄養を奪われてしまうので早く切り捨てます。
その後は先が半分以上枯れたら収穫時です。
たっぷり日差しを当てることで球根も大きくなるので是非日当たりの良い所で育てて下さい。
【三つ葉】水やりと収穫後のお礼肥えで年間栽培!
日本が原産のハーブです。
旬は春~初夏ですが年間を通して栽培できます。
乾燥に弱いので直射日光があたる場所には置かず、室内や屋外の半日陰が好ましいです。
日の当たりを減らすことで、香りはやや落ちますが茎と葉を柔らかく仕上げることも可能です。
作業は水やりだけですが、毎日行いましょう。
収穫の際に2~3cmほど株を残して、追肥を与えることで再び成長してきます。
種からでもスーパーで売っている三つ葉の残った根本からでも栽培をスタートさせることができます。
まとめ
何事も最初の一歩を踏み出すのが大変で、家庭菜園も例外ではありません。
しかし、育てる・管理するというハードルを極力下げて、まずはチャレンジしてみるのにこのような簡単な野菜は持って来いです。
自分でもきちんと作れるとわかったら、チャレンジする作物のレベルを上げてもっといろいろな世界を体験してみて下さい!