
カブは大根の同じアブラナ科の植物で浅漬けや汁物の具として使われることが多い野菜です。
生で食べればサクッと柔らかい歯触り、加熱して食べればトロッとした食感がおいしいですよね。
また大根の様に辛み成分がないので何にでも使うことができます。
カブは根菜ですが地中よりも地上部分が大きくなりますので深さのあるプランターは必要ありません。
しかし品種によるサイズが無数にあるので、横幅には注意が必要です。
ラディッシュ・小カブ・中カブ・聖護院大根の様な大カブ(カブラ)など直径2~20cmまで様々です。
作物に合わせてプランターを用意するか、プランターに合わせて作物を良いするか悩みどころですね!
色合いも様々ありますので、見た目の好みで選んでも楽しいです。
本文ではそんなカブの作り方やおすすめ品種を紹介していきます!
目次
【栽培方法】間引きと追肥で簡単に作れる!
中東のアフガニスタンが原産の野菜で、春秋の涼しい時期の栽培に適しています。
水分をたっぷり与えることでグングン成長します。
春蒔きは収穫まで2カ月ほどかかりますが、秋蒔きであればなんと1か月ほどで収穫可能です。
この野菜のアブラナ科に属しており、虫が付き易いので栽培初期から防虫対策をしっかり行う必要があります。
準備するもの
【プランター】深さが30~40cmほどあるもの(ラディッシュ系は20cm程度でOK)
【種】小カブ品種のもの
【土】元肥入りで保水性があるもの
【防虫対策】プランターに設置できる支柱とネット
種蒔き
1.プランターの上部10cmほど空間をあけて土を入れる
2.土を指でなぞって1cm程度の浅い溝を作る
3.1.5cm間隔で種を溝に落としていく
4.指でつまむ様に土を薄く掛けたら手で軽く押さえる
5.水をたっぷり与える
6.支柱を立てて防虫ネットを設置する
1回目の間引き
1.5日ほどの発芽が出そろうタイミングで1回目の間引きを行う
2.株間3cmにする為、不要な株をハサミで切る
3.残した株が倒れない様、土を株本に寄せる
2回目の間引き・追肥
1.葉が大きく成長し3枚ほどになったら2回目の間引きを行う
2.株間が7cm程度になる様にハサミでカットする
ポイント①
この段階では根部分は発達していないので切って除去する
3.株間に肥料を入れてかき混ぜ、残った株元に土を寄せる
3回目の間引き
1.本葉が7枚ほどになったら3回目の間引きを行う
2.株間が15cm前後になる様に、不要な株を引き抜く
ポイント①
このタイミングでは根が発達しているので手で抜き取る
ポイント②
細かい根が土中に張っているので残す株が抜けない様に慎重に抜く
収穫
1.土から出ている部分の直径が5cm前後になったら収穫する
2.葉の付け根を掴んで優しく引き抜く
3.まだ株が残っている場合は、抜いてできた穴を埋めておく
【栽培の注意点】虫対策は最初が肝心!
・一度虫が付くとあっという間に葉を食べられるので、種蒔き直後から防虫ネットを張りましょう
・間引きの工程を経て根が大きく太るので、しっかり間隔をあける様にする
・収穫が遅れると内部に「ス」ができて食感が落ちるので、早めに収穫する
まとめ
カブはあまり普段から食べる作物ではありませんが、あっさりした味わいで様々な料理に使うことができます。
今回紹介したカブは1~2カ月で収穫可能です。
しかしラディッシュや二十日大根などの品種は1カ月もかからずに収穫できます。
家庭菜園を始めたてで、収穫を楽しさを知っていきたいという方には是非おすすめしたいです。
上達してきたら中カブや大カブ等の上級者向け作物にも挑戦すると良いでしょう!