
大根はみそ汁の具や炒め物、煮物に薬味と使い道様々でなにかと重宝する野菜です。
大根は深く大きく育つのでベランダや庭先でのプランター栽培では作りづらいと思われがちです。
しかしそんなことはありません。
プランター栽培用のミニ大根や大き目のプランターを使って通常の大根を育てることができます。
また栽培自体も作業は少なく、初心者向きの作物とも言えます。
大根には消化酵素が含まれ、でんぷん・たんぱく質・脂肪のそれぞれの分解を助ける効果があります。
その上葉にもビタミン・ミネラル・カルシウムなどが豊富に含まれます。
スーパーでは葉の付いた大根を見かけることは少ないですが、家庭菜園であれば丸々収穫できます。
栄養豊富な大根を栽培して余すことなく頂きましょう!
本文では作り方と注意点、おすすめの品種について説明していきます!
目次
【栽培方法】間引きと追肥がポイント!
大根は中央アジアが原産の涼しい気候を好む野菜です。
生育適温は17~20℃で春蒔き・秋蒔きと、年に2回の栽培チャンスがあります。
日当たりの良い場所での栽培で種蒔きから約2カ月で収穫することができます。
大根にはミニ・青首(スーパーでよく見るもの)・白首(漬物用)と品種がたくさんあります。
ここでは青首大根の栽培を想定していますが、ミニタイプでも同じ作り方で応用できます!
準備するもの
【プランター】深さ50~60cmの深型
【種】お好みの品種(ミニ品種の場合は深さ30cm位のプランターでOK)
【土】元肥入りで土の塊や小石が無く、排水性の高いもの
1.種蒔き
1.プランターの上部に5cm位の空間を残す程度に土を入れる
2.土表面にくぼみをつけて種を5粒蒔く
ポイント①
プランターに2カ所以上種蒔きする場合はくぼみの間隔を25cmほど離す
3.くぼみ周辺の土をつまんで寄せる様にして種を埋めていく
4.掛け終わったらたっぷり水を与える
2.1回目の間引きと追肥
1.種蒔きから1週間前後でだいたいの種の発芽が終わったら間引きを行う
2.5本発芽した内3本を残し、2本をハサミで根元から切る
ポイント①
間引く芽は緑色が薄いものや大きさが他と比べて小さいものを選ぶ
ポイント②
間引く際は手で引き抜くと他の苗もつられて抜けてしまう為ハサミで行う方が良い
3.間引き後、本葉が出たら追肥を行う。
ポイント①
大根は双子葉類で発芽の際2枚の芽が出るので、本葉はそれ以降の葉のことです
ポイント②
固形肥料であればプランターの土と混ぜる。液体肥料であれば水やりを兼ねて行う
3.2回目の間引きと追肥
1.本葉が4~5枚に増えたら、1カ所に1本残す様に間引く。
ポイント①
ハサミを使って根本を切る様にして間引く
2.残った株の周辺に固形肥料を加えて混ぜるか、あるいは液体肥料を与える。
4.収穫
1.大根の首部分が地表上に現れて、直径が5~6cmになったら収穫適期。
2.葉の根本をしっかりつかんで引き抜く
【注意点】水分過多と虫害に気を付けよう!
・大根は水分過多に弱いので、日々の水やりは2日に1度程度で十分です。
・間引きは残す苗を傷つけない様に慎重に行いましょう
・間引きを行わないと大根が太く育たず細く仕上がってしますますので注意しましょう
・大根は虫の付き易いアブラナ科なので防虫ネットや薬剤で対応しましょう
まとめ
何かと料理の使い勝手の良い大根は家庭菜園初心者でも挑戦することのできる難易度の低い作物です。
栽培時期や水やり頻度に加え、間引きと追肥をきちんと行えば失敗することはあまりありません。
それでいてサイズも大きく、収穫できた時の達成感が大きい作物なので家庭菜園を楽しむには持って来いです。
是非チャレンジしてみて下さい!