
これまでにバジルとイタリアンパセリの栽培方法を紹介してきました。
どちらも手入れが簡単で初心者でも安心して作ることができるハーブでした。
しかし実はもっと簡単に栽培することができるハーブもあります。
ここで紹介するローズマリー、タイム、セージはどれも管理は水やりくらいで年間を通して収穫が可能です。
その上どのハーブもしっかり料理に使えて便利なものばかりです。
ハーブ類はどれも1株あれば足りることが多いので、いろいろ組み合わせて寄せ植えを作るのも良いでしょう!
それでは早速作り方を見て行きましょう。
以前紹介したバジルとイタリアンパセリの作り方はこちらをご覧ください!
目次
【ローズマリー】木質化してきたら切り戻しで若返らせる
ローズマリーは地中海沿岸が原産の作物です。
15~20℃が栽培適温ですが、寒さにも強いので年間の栽培が可能です。華やかな香りはお肉や魚料理の臭み消しに良く使われます。
市販品は主に乾燥されたものですが、自家製であれば生で手に入り香りも違います。
準備する物
【プランター】深さが30cmほどあるもの
【苗】お好みの品種
【土】元肥の入っているもの
植付け
1.プランターの上部5cmほどの空間を残して土を入れる
2.根鉢より一回り大きい植穴をあける
3.根鉢を崩さない様に植穴に入れる
4.株元に土を寄せ、軽く押さえて土を固める
5.水をたっぷりあたえる
管理
1.水やりは3日に1度行う
2.月に1度追肥として、液体肥料を水やりを兼ねて与える
収穫
1.必要な量をハサミで切り取る
2.成長が進むと下の方から木質化するので切り戻しを行う
注意点
・夏場は温度が上がり過ぎない様に西日を避ける
・切り戻しを行った際は追肥を行う
【タイム】枝を間引きして過湿対策を行う
タイムも地中海沿岸が原産です。
繁殖力が旺盛で次々と枝が生えてきます。
しかし湿度に弱い為、梅雨時期には枝を間引きしてあげる必要があります。
爽やかな香りは使う料理を選ばない万能ハーブです。
ハーブティにしてもおいしく頂くことができます。
準備する物
【プランター】深さ20cm程度のもの
【苗】お好みの品種(春~夏にかけて購入する苗が元気があって良い)
【土】元肥の入っているもの
植付け
1.プランターの上部5cmほどの空間を残して土を入れる
2.根鉢より一回り大きい植穴をあける
3.根鉢を崩さない様に植穴に入れる
4.株元に土を寄せ、軽く押さえて土を固める
5.水をたっぷりあたえる
管理
1.水やりは3日に1度行う
2.枝が混み合ってきたら、半分ほどをハサミで切って切り戻しを行う
収穫
1.お好みの量をハサミで切り取る
注意点
・追肥は特に必要なく、水やりを行うだけでよい
・切り戻しでたくさん収穫した際は乾燥すれば保存できる
【セージ】強い作物なので追肥は年1回で十分
ローズマリー、タイムと同様に地中海沿岸が原産で年間を通した栽培が可能です。
更に寒さへの耐性が高く1~2月の厳寒期でも屋外の管理で問題ありません。
清涼感の強いハーブで臭み消しに使う他、抗菌効果も高いです。
準備する物
【プランター】深さ30cm程度のもの
【苗】お好みの品種(食用と観賞用があるので注意)
【土】なにも入っていない土(元肥入りでも問題ない)
植付け
1.プランターの上部5cmほどの空間を残して土を入れる
2.根鉢より一回り大きい植穴をあける
3.根鉢を崩さない様に植穴に入れる
4.株元に土を寄せ、軽く押さえて土を固める
5.水をたっぷりあたえる
管理
1.3日に1度水を与える
2.年に1度、成長期の5月に固形肥料をプランターの縁に入れて土とかき混ぜる
収穫
1.お好みの量をハサミで切って収穫する
ポイント
葉を収穫し続けると茎が伸びるので、茎ごと切って収穫しても良い
注意点
・成長して株元が見えてきたら土を足して株元を隠す
まとめ
いかがだったでしょうか?
どのハーブもびっくりするくらい手間が掛かりませんよね!
初心者にとっては一度に複数の作物を管理することはハードルが高いですが、このくらい簡単であれば片手間で育てることができます。
色々な種類の作物に挑戦することも家庭菜園を楽しむコツですので、まさにピッタリですね!
いろいろな作物に積極的にチャレンジして行きましょう!